不凋花は永久に色あせず凋まないという想像上の花で、不死の象徴だそうです。
「それって単なる造花ぢゃん(ツマラン)」と思ってしまうワタクシ(笑。
バラを育てているというと「難しいんでしょう?」「世話が大変でしょう?」という方がいらっしゃるのですが、答えは「(切り花品評会を目指すならともかく)普通に咲かせるだけなら特別難しいわけではない」「(ソノ)世話が楽しいからこそやっているんです」に尽きます。(^^;
咲いた花がいずれ必ず散るからこそ、育てる過程が楽しく、咲いた花に感動するのでございます。
動物でも植物でも世話をするのが「大変だ、面倒くさい」と思う人は手を出さねばよろしい。
散歩コースのひとつで、小洒落た建売住宅の小さなフェンスいっぱいに少し前まで見事に咲き誇っていた大輪のツルバラが、咲き終わって枯れたまま全く手入れをされずに見苦しい姿をさらしています。玄関脇の小さなスペースにたった一株植えたバラの醜悪な姿をそのまま放置していられるその家の住人の神経が全く理解できなひ。(バラがどうこういう以前に単純に汚いし、公道上に散った花弁の掃除もしている気配が全くない)
…しばらくあのコースは避けよう。
剪定ばさみを持って散歩に行ってしまいそうな自分が怖ひ。←ソレハタダノ不審者デス
集合住宅上層階の狭いベランダでバラを育てているので「花びらが散らない」ことは品種選びの際とても重要な要素になります。開花したバラは早めにカットしてベランダで散らせないようにしているのですが、仕事をしていて日中留守にする身では、あまりにも潔く散る品種だと間に合わないことがあるからです。
散り際の潔さが見事過ぎて(?)泣く泣く手放した品種の筆頭が、イングリッシュ ローズの「セプタード アイル」。初開花に浮かれた翌日、花色も鮮やかなまま花弁全部がバサッと目の前で落ちた時の衝撃は今も忘れられません(即時リスト落ち決定)。
イングリッシュ ローズは全般にあまり花持ちが良くなくて、散り際の見事な品種が多い印象があります。育種のコンセプトに庭でいちいち凋花を切らなくとも、見苦しくならないように「綺麗に散る」ことが挙げられているようですから、当然といえば当然。
「ジェントル ハーマイオニー」 やはり見苦しくなる前に散ってしまうER
…件のお家も散り際の潔いイングリッシュ ローズを選んでいたら、あそこまで見苦しい醜態をさらさなくて済んだのにね。(でも公道上に散った大量の花弁を放置されて、その元凶がスッキリ綺麗にしているより、無精者の家がひたすら見苦しい醜態をさらしているという方が周辺住民の被害は小さいのか?)