うどん粉病になった「リベルラ」の葉(撮影 6/17)今回ご紹介するのは2011年7月の記事
【ベラバラ流「米ぬか」使用法】の改良(手抜き?)版、【狭小ベランダ向き「米ぬか」使用法】…管理人流の「米ぬか」による「うどんこ病対策」です。
うどん粉病に対する米ぬかの使用法で、ネット上でよく見かけるのが米ぬかを直接振り撒く方法なのですが、狭いベランダで米ぬかを振り撒くとあまりにも見た目が汚くなる&米ぬかの後処理が面倒なので、狭小ベランダ向きに管理人がアレンジしたものです。
…ご参考までに。
まずは久しぶりにお約束の一文を。
これからご紹介するのは、管理人が自身で育てているベランダの植物(主にバラ)のうどんこ病対策として実際に行っている方法です。管理人家ではうどんこ病の治療、および予防に絶大な効果を発揮しておりますが、みなさまのお育てになっている植物への効果を、なんら保証するものではございません。実施するにあたりましては各人の判断と責任において、お試しいただけますよう、お願い申し上げます。

うどん粉病に限らず病気の対処は早いにこしたことがないのですが、今回発症を確認したのが週中だったため、時間のとれる週末まで放置する結果になり、症状は比較的軽いものの株全体に進行してしまいました。
うどん粉病の正体は「カビ」ですので、発生を確認したら他の鉢から少しでも離すこと、できれば雨が当たらず蒸れない場所に移動することが大事です。やってはならないのは雨が当たらない場所にこだわって風通しの悪い場所に置くこと。すでに発症した株を蒸れた状態に置くと病状は一気に進みます。もうひとつ気をつけないといけないのが、患部を触った手で他の植物を触らないこと。

【 用意するもの 】
1. 米ぬか大匙1(生ぬかでも、「いりぬか」でも良い)
2. 水1カップ
3. 霧吹き(容量1Lくらいでスプレーの範囲を調節できるものが良い)
4. キッチンペーパー(2~3枚)
5. ミキサー
【 作り方 】
1. 水カップ1と米ぬか大さじ1を1分ほどミキサーにかける
2. クッキングペーパーを2~3枚重ねにして1.を漉し*「ぬか水」を作る
*薄めていない「ぬか水」は以降「原液」と表記
【 使い方 】
1. うどん粉病の治療として
「原液」(薄めていないもの)を発症した葉にのみ散布(または塗布)
(うどん粉病の発症がごく僅かの場合、直接塗る方が簡単)
2. うどん粉病の予防として
「原液」を5倍~8倍に薄めて散布する
既にうどん粉病を発症した株がない場合の予防=原液1:水8
既にうどん粉病を発症した株がある場合の予防=原液1:水5
【 注意点 】
※ 薄めていない「原液」は、患部のみに使用し、
予防には必ず5~8倍に薄めて使用する
ミキサーがない場合は米ぬかに少しずつ水を足しながらすり鉢などですっても良いと思います。
要は米ぬかの成分を十分に水の中に溶け出させることが目的です。
散布(塗布)は葉の表裏両面にしっかりと行います。
「ぬか水」の散布はできれば晴れた日の日中に行い、夕方までに「ぬか水」を散布した葉が乾いているのが理想です。
使用の頻度は『週1度』を目安にして下さい。特に「原液」をあまり頻繁に使用すると、若葉が萎縮したように固まり成長が阻害されることがあります。
6/17にうどん粉病を発症していた「リベルラ」の葉(同日原液を散布)
葉が少し硬くなり変形は残りましたが、うどん粉病は完治(撮影 6/29)今回、我が家では、すでに株全体(若い葉のほぼ全て)にうどん粉病を発症していた「リベルラ」があったため、治療用に「リベルラ」の若葉に「原液」を散布し、その後5倍に薄めた「ぬか水」を「リベルラ」を含むベランダのバラとクレマチスの全部に霧吹きで散布しました。(散布は6/17の1回のみ)
現在、我が家のベランダでうどん粉病の進行はありません。

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