春の風 |
…ちょっと風が強かったですけど。
おそらくは地形のせいなのでしょうが、海のほうから緩やかに流れてくる風が丘にぶつかり、まとまって丘の周囲を回る風の通り道を作っています。
そのゆるゆると集まった風が、裏の低い崖と建物の狭い隙間を通り抜けるときに結構な強さになるのです。
ベランダの正面、少し離れたところの竹やぶは全くそよぐ気配すらないのに、ベランダの洗濯物は風で力強くはためいている。なんてことが良くあります。
「日当たりと風通しの良いベランダ」は植物を育てるには好条件。
でも我が家の場合「日当たりと風当たりの強いベランダ」でして微妙にニュアンスが…。
特に春先の強い風には何度も泣かされてきました。
台風ならば、ある程度は事前に備えることもできますし、そもそも空は荒れ模様です。スペースさえ許せば、大事な鉢を取り込んで室内にしまい込むのに迷う必要はありません。
しかし春のきまぐれな風は…。
朝のうちは穏やかでも、日差しはたっぷりなまま急に吹き荒れることが多いので、少しでも日に当ててやりたい柔らかな新芽と蕾を伸ばしつつある植物たちをどうしたものか、毎朝仕事に出かける前のわずかな時間に天気予報とにらめっこの日々が続きます。
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