センテッドゼラニウム(剪定と衝撃の植替え作業) |
この週末は長雨に備えていろいろとお手入れを行いました。
昨日は強剪定タイプのクレマチスの切り戻し。
今日はセンテッドゼラニウムの切り戻しと植替えです。
乾燥には強いけれど、多湿と蒸れは苦手
寒さにやや弱いとされますが凍らなければ屋外でも越冬可能
我が家では毎年ベランダに出しっぱなしで冬を越しています
4月半ば過ぎから咲き始め5月に花の盛りを迎えます
6月以降花は減りますが7月半ばくらいまでは咲き続けます
(上2枚の画像の撮影は5月上旬)
少しもったいないような気もするけれど梅雨の雨と蒸れで株が
傷むのを防ぐために枝葉の収穫を兼ねて切り戻しを行います
80cm×80cmの作業用シートからはみ出るセンテッド
まず最初に花柄と株元の枯葉を丁寧に全て取り除きます
特に横に張り出した枝は株元から切り取ります
(上の画像:オレンジのラインで切り落とす)
枝先を切り戻すようにするだけでは枝が込み合って
蒸れるので株元から枝を間引くように切るのがコツ
横に張った枝をほぼ全て切り落としてしまったあと
ごく軽く枝先を切り戻すようにして草姿を整えます
この方法ですと、切り揃えましたという感じがあまりなく
仕上がりが自然な雰囲気になるのもお気に入りポイント
切った枝葉は風通しのよい日陰につるして乾燥させます。
さて、この後、植替え作業に入ったのですが、そこで衝撃の事実が判明致しました。
なんと、鉢土の中に全長4cm以上ある巨大なコガネムシの幼虫が4匹も!!
この春たくさんの花をつけてくれたセンテッドちゃん、あのパフォーマンスが
この状態から(根を幼虫に食害されながら)のものだったとは…驚愕の事実
虫体を取り除いた後の巣穴(?)画像のみでお許しを…
(鉢土にあいた穴に1匹ずつ入っていました)
画像ではしっかり見える根鉢も食害によりすかすかになっていて
幼虫を取り除く作業中にオレンジのラインから下は崩れてしまい
鉢増しの予定を変更し、土替えだけして元の鉢に植え戻しました
いろいろ衝撃的な植替え作業になりましたが(笑)
センテッドの丈夫さを改めて実感した一日でございました
ちなみにセンテッドゼラニウムは深植えを嫌うため、水はけの良い土を使い浅めに植えます。鉢は少し小さめかな?くらいが良いようです。
植替えの適期は(ネット上では)5月説もありますが真夏と真冬以外いつでも可能です。
むしろ5月は花の盛りになるので避け、今回のように梅雨の始まり頃に枝葉の整理を兼ねて行うのが管理人流。成長が早いので年に1度は土替えをします。
いまの時期ならば剪定した枝を使い挿し木もできます。挿し穂は古い枝の先の新しく延びた部分(なるべく節間のつまった緑色の部分)を8cmくらい切り、切口を一度乾かしてから清潔な土に挿します。バラなどと違い、腰水にして管理することはありません。